シュンビンカラーのライン

発行元:シュンビン株式会社

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いつもお世話になっております。
シュンビン(株)の塚本です。


日本屈指のお茶所、京都・宇治。
平等院の参道には多くの茶問屋が立ち並び
お茶の香りに包まれた風情ある街並みが
国内外の観光客に人気です。

参道の一角に店を構える
三星園上林三入本店様は、
伝統的な茶文化を若い世代や海外の方に
様々な形で伝えています。

 

今回は、そんなクライアント様の

新たなチャレンジをご紹介。
伝統産業をいかにして後世に伝えていくのか。
魅力発信のアイデアをお話していきますので
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

 

 

■ 新しい層へアプローチ!自動販売機プロジェクト

 

創業天正年間、将軍家御用達の
歴史を持つ三星園上林三入本店様。

 

茶の販売だけでなく、
スイーツや体験教室なども展開され、
店内は、修学旅行生やインバウンドといった

団体客で賑わいます。

 

【参考】三星園上林三入本店様 Webサイト

 

併設した駐車場では、待機されるお客様もいらっしゃるため、
店内に入られない方にもアプローチできるツールとして
お茶を使ったアイスクリームの自動販売機を
設置するプロジェクトが立ち上がりました。

 

 

■ デザインで作り出す伝統と革新の世界観

 

伝統的な価値と革新的な事業。
その二極を結び付け、
一体感のある世界を作るのがデザインです。

 

まず自動販売機は、オリジナルデザインを
施すことのできる機械を導入することに。

 

デザイン提案に際しては、
コンセプトを整理するところから開始。
代々受け継がれる茶へのこだわり、
将軍家ゆかりの由緒ある歴史、
こうした価値を、若い方や

海外の方にどう伝えるかがポイントです。

 

そしていくつかご用意した案の一つが、
水墨画アーティストによる将軍のイラストを、
自動販売機に大胆に施すというものでした。

自動販売機と幕

販売するアイスクリームは、カップともなかの合計6種類。
パッケージデザインは、
古くから伝わる茶壷の絵や屋号の書体を受け継ぎ、
歴史を伝えながらも古さを感じさせないデザインを
作り上げました。

上林三入_パッケージ

 

 

■ 伝統産業を盛り上げるアイデアとデザイン

 

試行錯誤を繰り返し、2022年4月末に自動販売機での販売を開始。
画期的なアイデアとインパクトのあるデザインが、
メディアでも話題になり、好調なスタートとなりました。

 

【参考】山城地域情報サイト「ALCO」 掲載記事

 

「宇治濃厚お濃茶アイス」は、1個700円という価格ながら、
その希少性が伝わり、
多くの方が購入されているとのこと。

 

クライアント様の革新的な事業アイデアと
コンセプトを抑えたデザインによって、
今までアプローチしきれなかった層へも
茶の魅力を伝えることのできる
新しい事業が誕生しました。

 

コロナ禍によって、一時は街に訪れる観光客が大幅に減りましたが、
最近では、コロナ前の活気を取り戻しつつあります。
今後のご活躍がますます楽しみですね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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