■静岡の伝統を新たな形に、「さくら棒プリン」の誕生

大黒屋商事様のモットーは「伝統×新しい試み」。
さくら棒がもたらす可能性を広げるために、ブランディングを進めました。

多くの人々から広く愛されているスイーツであるプリンとコラボレーションし、ネーミングは、シンプルかつ分かりやすい「さくら棒プリン」に決定しました。
打ち合わせを重ねて導き出されたコンセプトは、「静岡県民に愛されるげんかつぎスイーツ」。
さくら棒の特徴である淡いピンク色から、手にすることで幸せを呼び、前向きな気持ちになれる存在になってほしいという思いが込められています。

パッケージにはさくら棒の粉末がふんわりと舞うイメージを表現するキャッチコピー「わたゆき」が記載されています。
さくら棒の裁断工程で発生した副産物である粉末をプリンと一緒にかき混ぜて味わうことで、さくら棒のカリカリした食感とプリンのなめらかな食感のマリアージュを同時に楽しめます。

■使いやすさと愛らしさを兼ね備えたパッケージデザイン

デザインは、淡いピンクを基調にさくらの花をメインとし、それぞれの花びらにはグラデーションや質感の変化を繊細に施しました。
今回のブランディングで最も時間を要したのは、さくら棒の粉末をプリンに振りかける方法の模索でした。
さくら棒の粉末は非常に軽いため、そのまま振り掛けると舞ってしまいます。
それを解決するために、振りかけ用の付属品の形状を試行錯誤し、漏斗の形にたどりつきました。

この特製の漏斗を使うことで、振りかけが容易になり、さらに見た目もさくらの木を思わせる愛らしいものとなりました。
このようにして、食べるまでの過程も楽しむことができる商品が生まれました。

私たちシュンビンの強みは、デザインの提供からパッケージ設計・製造だけではなく、実際にユーザーに使用いただくオペレーション（ブランド体験）までを考慮して、ブランディングすることです。

今回は、熱海プリンや沼津深海プリン等のご当地プリンの競争力が激しい中で、「らしさ」を打ち出し、付加価値を与えることができました。

現在はさくら棒が導入されている店舗や自社のオンラインショップでの販売が主ですが、さらに多くの静岡県民に認知され、幅広い層から喜ばれるよう、駅前のお土産店等での販売も計画されています。

シュンビンでは、ブランドコンセプトの決定から具体化までトータルでサポートし、
予算やニーズに合わせたサービスを提供しています。
ブランド構築、パッケージデザイン、Webサイト制作、店舗デザインなど、多岐にわたる分野で、お客様のビジネス成功を全力でサポートします。

事例紹介ページでも多数の実績を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

【参考】大黒屋商事オンラインショップ

ー シュンビンのご当地プリンブランディング事例 ー

シュンマガNo.83 - 体験で尖らせる！福井ご当地プリンのブランド戦略

シュンマガNo.94 - 成長し続けるスイーツブランド ファンが増える秘密とは？

このメールはシュンビンのメンバーと名刺交換させていただいた方、

お問い合わせいただいた方にお送りしております。
今後、弊社からの配信を解除をご希望の際は、
お手数ですが、「配信解除」より解除してください。

シュンビンWeb事例サイトがオープンしました。多数の実績をご紹介しておりますので、ぜひ下記のボタンからご覧ください。

新サービス「らしさブランディングラボ」は、チーフデザイナー・笠井永充を中心としたクリエイティブチーム。クライアント様の「らしさ」にフォーカスした、息の長いブランドづくりをご提案します。これまでに手掛けたプロジェクトや詳しいサービスは、ぜひ下記バナーよりご覧ください。