PRESIDENT BLOG

2020.03.30 ブランディングのこと

なぜ、シュンビンがブランディングをするのか?

5W1Hのうちwhyのみ視点が高い質問であるというのを聞いたことがあります。今までもお客様にとってブランディングがいかに価値があるか?ということやメリット又はお客様の先の消費者においての意味などについては何度もお話ししていたかと思います。

ですが、この間社員にシュンビンがなぜ数ある事業からブランディングやイノベーションを生み出すデザイン思考を顧客に提供しようとするのか?という視点を問いかけられ確かにそういう視点でまとめたかたちでは伝えられていないなあと思ったので、2回にわけてそれをまとめたいと思います。まずは、ブランディングです。

18年前から社長になり、1年後新規事業をしはじめたのですが最初は自分たちでデザインしたびんを販売していました。かなり早い段階で、我々はびんを売っているのではない、お客様の売上をあげる手段としてびんを販売しているということに気づくことができました。

当初は、びんしかなかったので、それを売るためというのもあるのですが、大手のGMSや商社にいって企画を持ち込みお客様をコーディネートする、その企画のびんはうちのものというようなこともやっていました。

しかし、途中で気づきます。これはお客様のためにはなっていない。どちらかというと流通のためであり、自分たちもお客様に対して傲慢になっていくというのがわかりました。その後、次第にそういうことをしないようになりました。

その後、11年前にびんだけでなく商品企画パッケージデザインなどをトータルでする会社になりました。お客様からはこういう商品があるけど今までにないデザインができるか?ということで日本全国からお話をいただけるようになりました。

本当に数多くの商品企画のデザインをしました。お客様からの宿題にアイデアをしぼり市場をみにいき、どうしたら、その商品が売れるか?を常に考えてきました。そして、我々がデザインした商品をお客様が出されると売れてお客様も喜んでいただくということを経験し、我々も喜んでいたのです。

ですが、初年度はすごく売れるのですが、2年目は売上が半減する、さらにその翌年は売上が半減する、そういうことを繰り返していたと思います。そんな中、我々がデザインした商品の中でも売上が下がっていない、ずっと伸び続けているものがあることのに気づきました。

それが、お客様の方も、我々も知らず知らずのうちにブランディングを意識した商品だということに気づきました。

それから、お客様にブランディングのノウハウを提供できないか?ということを考えるようになりました。ブランディングをするということは、商品企画だけではだめです。その企業のビジュアルをすべて統一していく必要があります。そのために、Webサイトや建築、クリエイティブ全般についてもデザインができる会社になりました。

振り返れば、17年前にお客様の売上を上げるということそのミッションを自分の中で描いて、それを追求する中でいきついた、つまり長期的な観点でお客様が売上を上げれることとしてブランディングを用いるようになった。それがなぜ?ブランディングをするのかという答えです。