PRESIDENT BLOG

2021.04.12 イノベーションのこと

イノベーションの出し方(具体例)

いちごの庭プロジェクトというイノベーティブな事業を3月からスタートしました。今後、これを日本全国に拡げていきたいと思います。シュンビンとしては、事業の立案、設計、営業支援、具体化
のクリエイティブ全般まで支援した事業ということで良い事例になると思います。

これの勝因を考えた時に、一番は、お客様です。お客様がリスクを負って、数々の試練を乗り越えて成功に導かれたので、我々は、支援をしたにすぎないということは、まず踏まえておくべきだと思います。

そこは、まず、大前提なのですが、それを取り除いて考えることも、イノベーションの事業の出し方の視点にもなるかと思うので、やってみますね。

まず、今回の着想ですが、いちご狩りというのが伸びているコンテンツだというのが、まず、ありました。では、それの本質的な価値というのは何か?見た目、美味しさ顧客対応、色々なものがありますし、それぞれになくてはならないものですが、その中でも、コレというのは何か?

私は体験による笑顔だと思いました。では、それを今までにないやり方でビジネスとして成り立たせる方法がないかということで、いちごの庭プロジェクトというのができました。

ここまでは、アイデアベースですが、ビジネスにするには後発がでてきても大丈夫なようにする、運営会社(お客様)ができる(我々の支援も含め)ということが大切です。そのへんのことを模索するために検討会というのがあるのですが、初めは、BtoBかBtoCかというところが分岐点でした。

お客様はBtoCが慣れてられるので、どうしても、そういう志向でしたが、ここは、BtoBにしていただきました。次に、競合に真似られてもいいようにということで、どういうブランドを目指すか?となったのですが、それは美しい庭のようにいちごをデコレートすることを目指しました。これは、弊社が支援しているから可能だと思いました。

これで、概ねの方向性は決まりましたので、あとは、企画を提案する場所を絞り込む、アプローチし、先方に合わせてカスタマイズする。これも普通はできないのですが、弊社が支援しているのできると思っていました。

簡単にいうと、このような流れで成立していったのですが、もちろん、その過程では色々なことがあり、そこを乗り越えてきたということが大きいし、それがまたノウハウになります。

いちご狩りという一つをとっても、このようにイノベーションとブランディングを組み合わせて、今までにないビジネスにしていくことは可能です。どんな事業でもイノベーションの芽は必ずあると私は思っています。そういうことにチャレンジする人に会えればうれしく思います。