PRESIDENT BLOG

2021.03.01 ブランディングのこと

イノベーションの宿命

新しいことをするとき、まだ、世の中にでていないようなことをするときは、周囲からみると、なにか怪しいというふうに見られるのではと思います。

我々も、元々はガラスびんの業界だったのですが、最初はそう思われていたと思います。今でも恐らく何をしているか全く理解できないという状況かもしれません。狂っていると見えるかもしれないなと思います。

これは、でも、歴史をみると、どのような場合にもあてはまります。SNSにしても、はじめは怪しいということであったと思いますし、歳をとるとついていけないという方も携帯電話はもっているわけで。携帯電話も最初はついていけないと言われていたと思いますし、変わった人が持っているという認識だったと思います。

誰かが言ってたのですが、『わからないという感情と嫌いという感情は親和性があるので、わからないもの=嫌い=怪しい』となると言っていましたが、一理あるかもと思います。

イノベーティブなことをする人が変わっている人というのをマスコミなども取り上げがちなので、それが、誤解を生んでいるというのもあるのかなと思います。中には、格好だけを真似るようないわゆる『痛い人』もでてきたり・・
そういう社長はだいたい社員に迷惑をかけがちです。

私は、常識的な人が、イノベーティブな事業をするということがいいと思ってます。足元から、少しづつ小さいイノベーション(持続的イノベーションという意味ではありません)を繰り返しして
いく人は、精神的なタフさは求められますが、大コケしないと思います。

実績が毎年成長していっている、そして、その事業内容も変化し続けている、それが社員にはいいと私は思っています。いきなり倍に上がって、翌年、半分になるなら、社員を辞めさせないといけません。

ただし、途中はそのようなイノベーションの宿命から孤独を味わうかもしれませんが、それは、そういうステージがあるということで感情を切り離すのがいいと思います。