PRESIDENT BLOG

2020.08.31 その他

事業の性格、個人の性格

イノベーター理論というのをご存知でしょうか?消費者を5つの層に分類することにより、新しい商品やサービスがどのように市場に普及していくのかを分析した理論です。

採用が早い順から、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードというらしいです。

先日、経営者仲間から、『津村さんは、どこに分類しますか?』と聞かれて、『レイトマジョリティです。』とお答えしたら、『意外です。』と言われました。事業においては常に新しいことを追求しているので、自分の消費についてもそうだと思われたのだと思います。

しかし、その時も言ったのですが、わたしは、自分の個性が実は保守的なところがあるということが経営的なバランスを取る上ですごく良かったと思っています。

元々、そんなに新しいことに飛びつかない性格である自分が、仕事なので、自分を矯正して新しいことをしている。でも、本質的には保守的なので、どこかで止めようとします。元々、新しいものにすぐ飛びつく性格なら、自分の欲望を抑えれないと思うんですよね。

新しいことをすることは辛いから、恐怖を覚える。しかし、それを越えていこうとする。恐怖を覚えるから深く考える。影響がないかも広く考える。

ちなみに、その聞かれた経営者は、大変、素晴らしい会社なのですが、やっていることはすごく保守的で、でもその人はイノベーターらしいです。

保守的な事業をする運命の人にイノベーターという性格を与え、革新的な事業をする運命の人に保守的な性格を与える。世の中は、本当におもしろいなあと話していました。