PRESIDENT BLOG

2021.08.30 経営のこと

人は変わりたくないわけではない。変えられたくないのだ

先日、ティール組織についてお話ししましたが、その本で引用されていた言葉です。
ピーターセンゲという同じく経営組織論で有名な学者さんなんでティール組織と同じような系譜でしょうか。

人は自分で決めたことしかしない、だから、組織の中でも組織の中の人が、自分で決め、それを自主的にやっていただくというふうにもっていくというのが、今のマネジメントだと思います。

今回の言葉は、その流れではあると思いますが、人間のひとつの本質である保守的なところ、変化に対しての抵抗について論じられています。

今の会社は、常に変化していないといけないと思います。時代の流れが速いからです。

しかし、私最近感じていたのが、人間の本質は本来変化しようとしているのではないか?ということです。保守的なのは、本能がそれに対して嫌がるからで、それも本来、人間は、変化するという本質は、その本能である恐怖を乗り越え、自主的に変化に向かうのではないか?

そうであれば、変化も、その人を命令で無理に変化させるのでなく変化を促すような環境やそういう啓示となる言葉にとどめた方がいいのではないかと思っています。自分でも無理に人に変えられるのは嫌ですもんね。でも、自分で変えると決めたことはやり遂げようとします。

そういうふうなことを最近思っていたので、この言葉が心に残ったのかなと思います。