PRESIDENT BLOG

2022.06.27 シュンビンのこと

会社が好き

属人化させない。経営している立場として、これをすごく気にします。もちろん、個性を最大限活かすということはあるのですがあまりにも、そこに依存しますと、会社としてリスクは高まっていきます。

これは、経営トップである自分も同じです。稲盛さんもよく「経営トップは尊敬されないといけない。社員をたらしこまないといけない。」とおっしゃられていました。これは、私もまったく同感なんですが、でも、私は、その真意は理解するものの、“たらしこむ”という言葉は社内外で使いません。

私が、もし社員であれば、自分の会社のトップが、それを言ってたとしたら、やはり嫌だろうなと思います。美意識が許さないといいますか・・

私は、社員が私を尊敬するより、会社が好きだと言ってもらった方が嬉しいです。会社の文化に共感する、仕組みがフェアで、やりがいのある仕事ができる。そういうのが嬉しいんですね。

もちろん、この会社が好きという中には、トップをリスペクトしているというのも避けて通れないものだというのは理解していますし、経営トップの器が企業によって決定的に大事だというのは当然のことだと思っています。

私、稲盛さんを尊敬しているのですが、稲盛さんは、私たちにわかりやすく教えるために、色々な言葉を使われます。この“たらしこむ”というのも、そうでしょうね。この言葉をよく使う経営者も、私知っています。

稲盛さんは尊敬はしていますが、使われる言葉をそのまま無造作に使うのでなく、自分や自社の文化としてどうか?とか、そういう
ことにより使う言葉を考えるというのも重要だと思います。自社の文化を大事にするために