PRESIDENT BLOG

2023.02.06 イノベーションのこと

正しいゲームに勝つ

先日、「エコシステム・ディスラプション」という本を読みました。エコシステムというのは、以前にブログでご紹介しましたし、今年の当社の方針のひとつにもなっています。ディスラプションというのは、破壊という意味で、簡単にいうと、破壊的イノベーションということだと思っていただければと思います。つまり、この本は、エコシステムが破壊的イノベーションを引き起こしていくということです。

でも、この本の原題は「Wining the Right Game」らしいですね。直訳すると「正しいゲームを勝とう」という意味だと思います。考えてみたら、バブル崩壊後の日本企業は、ずっと間違ったゲームを戦っているところが多いのかもしれません。昔はそれでよかったものが、ルールが変えられ、間違ったルールで勝ってきて、結局は、それが無駄な努力になってしまっているという・・

例えば、スマホを携帯電話ととらえると、素晴らしい携帯電話という努力はすべて無駄に終わります。それと同様に、車もEV車になるととらえると、また、間違ったゲームを戦うことになります。「モビリティの提供」これが、新しいゲームのはずです。どのようなモビリティか?というのが企業の特徴になるかなと思います。例えば、モビリティ空間をつくるでもいいわけです。豊田章夫社長(会長になられたようですね)が、これからのライバルはスターバックスと言われたのは、そこを理解されてのことかなと。

シュンビンは、たまたまですが、「中小企業の企画部を代行し顧客の売上を上げる」というミッション(BI)をずっと昔につくり、そこで戦っているので、競合というのがあまりありません。

すべての会社が、独自のミッション(BI)をつくり、そこを戦いの場にする、モノでなく、ブランド体験を創っていくそこで勝つということを意識していただくと、これからの新しいゲームに勝てるんじゃないかと思います。