PRESIDENT BLOG

2022.05.23 シュンビンのこと

経営トップを引き継ぐこと

私ども、上場を目指しています。そうしますと、これからは私が一人で決めていた経営の判断も、取締役会で決議するという方法に変わります。実際は、いきなり取締役の方もわからないと思うので、私の判断が中心になるとは思いますが、でも、考えてみたら、これは良い機会かもしれないなと思います。

会社経営において、経営トップほど企業の命運を決めるものはないと思います。ただ、正直、やってみないとわからないというのが経営トップの仕事ではあります。これは、名選手必ずしも名監督にあらずという格言通り。

でも、だからといって、その一番大事な部分を当てモノみたいにするのもいかがなものかなとも思うので、これから、取締役会や企業として整備されていく会社が良い教育の場になると思います。

また、今は、私ども、取締役が3名だけしかいないですが、さらにこれから取締役になる方にも教育をしていきたいと思います。まだ、誰を後継者にするというのは正直決めていませんので。(序列はもちろん規則なので決めていますので、私に万一のことがあれば、その序列の通りにはなると思いますが・・)

私も年齢もありますし、2032年には代表権を外れるとすると2030年には、後継者を決定しないといけないでしょうね。あと、7~8年、長いようで短いです。経営トップの最終判断が、どういうふうになされているか?なぜそういう判断をしているか?例えば、それは、人間としての
本質、歴史、未来像などを踏まえて決めていますが、そのすべてを社員の人には話してはいません。

社員の人が理解しやすい言葉に変えていますが、その判断の深さ広さの部分を理解いただかないと、最終判断を任せるのは怖いです。そこを教育していこうと思います。

また、私の場合はオーナー経営者であり、ある意味、かなり独断でやってきたのですが、後継者の方は、企業として整備された仕組みと、なにより、私が、代表を辞めたあとも、オーナーとして影響力を持っている状態になっていると思います。

もちろん、私の基本的な考えとして、ほぼ、お任せすると思うのですが、一度、相談をしていただけると私も安心するし、社員や他のステークホルダーも安心します。私がある程度しばらく影響力がある方が。ですので、私との相談のタイミング、自由にするタイミングなども感性として持っている方でないといけないですね。その点は、私のときにはなかったので、大変なとところかもしれません。

少し話がずれましたが、これから後継者に対する教育を広くやっていきたいと思っています。