PRESIDENT BLOG

2021.08.10 その他

自分の理性的判断を信じない

20世紀最大の物理学者アインシュタインはこのような言葉を言っています。『直感的な心は神聖な天賦の才能であり、理性的な心はその忠実な召使である。私たちは、その召使をあがめ、天賦の才能を忘れてしまった社会を創ってしまった』と。

経営者は判断するのが仕事だと思います。経営者になって18年半がたちますが、この間、経営していると経営論の主流も変化してきます。

世の中で言われる一般的な経営論は、もちろん、参考になるものもあるのですが、何か、この理論通りしたらまずいんじゃないか?という勘のようなものもあります。昔から、迷いながら、全てではないですが、勘の方を優先していたと思います。

振り返ってみると、自分の直感を信じた判断はだいたい成功していて、理論で判断したものは失敗しています。その後、心には、理性心、本能心、霊性心があるというのを知りました。そして、霊性心は真善美という人間の本質から、神の啓示のようなインスピレーション、つまり勘ででてくるというのを知りました。

もちろん、経営において冷静な理性、論理で考えることは大事ではあるのですが、それは霊性心で物事を決めてからそれを実行にうつす段階で必要なものだと思います。理性心を判断に使ってはいけないのです。アインシュタインは、そのことを言っていると思います。

自分の中の霊性心を信じる、理性心を信じず、霊性心で決めたものの道具として使う、それが大事だと思います。