PRESIDENT BLOG

2020.06.08 イノベーションのこと

起業家精神

イノベーションを起こそうとする場合、その主体、つまり、会社のトップが起業家精神をもっているか?ということが大きいと思います。

いくらいい案をだしても、それを断行する力がないと絵にかいた餅になります。また、元々保守的な方にはリスクの方がかってしまい、全くやってもいない前からダメだと断定してしまいます。

起業家精神とは、事の大小に関わらず、新しい事業分野を興そうとする精神のことですが、つきつめていうと、これを持っているかどうかが中小企業の存在価値だと思っています。大きい目で見ると。

では、起業家精神を持っている人の特徴というのを、私が思うままにあげてみたいと思います。

1、空想家、理想家である
これがこうなったらいいのにとか、こうなったらすごくおもしろいとか、常に空想しているような人。

2.リスクを恐れず実行に移す人
リスクのない事業はありません。特に今までにないというような事業ですと、見本がないわけですから、暗闇で夜の海を船で運航するようなものです。それをできる人。

3.自分を信じれる人
新しいことをしますと、最初からうまくいくということはありません。これは無茶だったのではというのが必ず頭をよぎるときがあります。そのときに、自分の可能性を信じ、必ずうまくいくと思える人

4.依存心がない人
自分の周囲に起こる現象は全て自分がつくりだしたものだと思える人。今のコロナでも政府の悪口を言ったりしない人。まして、社員が悪いとか、周囲の人のせいにしない人。

5.忍耐力がある人
これは、上に言った項目とも重なる部分もありますが、今ある現状が不本意でも、ミゼラブルな状況も、人に陰口を言われてもじっと耐えることができる人。腹を括れる人。ある意味、感情を切り離せる人。

ここまで書いて思ったのは、起業家精神を持っている方というのは、変わった方かもしれないなと思います。

起業家精神というのは、どういうときに育まれるのか?私は3代目社長ですが、親が経営者であったかどうか?というのは規模の大小に関わらず大きな要素かもしれないなと思います。

ある意味、今の時代は難しいですが、家業として相続するというのも、これが一つの正当性があるかもしれないなと思います。

ただ、これは血ではなく、小さい時から意識しているという体験だと思います。ですから、別にそういう家に生まれなくとも、そういう経験をすることで、起業家精神を持っている人は多くいます。

今後、イノベーションのビジネスの支援をしていきたいと思っていますが、その社長の精神というのは大きな要素になると思っています。