PRESIDENT BLOG

2019.09.02 経営のこと

迷ったら、しんどい方を選べ

これ、誰に言われたか忘れたのですが、社長になってすぐだったと思います。社長の前は専務だったのですが、父が亡くなり、社長になってすぐわかったのが、社長と専務は全く違うということです。それは社長は最終決定者であるということです。

どのような細かいことでも、どちらを選んでも不本意なことでも選ばなければいけません。その中で、この言葉に出会い、それがずっと頭に残っていて私の判断の指標になってきました。これは、嫌いなことを選ぶということではないです。

一方で、すごく良いことがあり、それをするには、自分にも会社にも負荷がかかる、片方で、少し妥協をすれば、効果は若干落ちるが簡単になるこのときに前者を選ぶということです。極端に言えば、結果が同じように見えたとしてもしんどい方を選ぶぐらいの心持の方がいいかもしれないなと思います。

しんどいところは、他の人もそうなので、誰も通らないから独自性のノウハウができます。それと、人間はやはり弱い生き物です。あえてそうするというぐらいでないと、無意識に流されてしなうということもあります。

最終決定者でなくとも、皆、人は決断の集積で、その人の人格をつくっています。決断する時に立ち止まり、しんどい方を選ぶ癖をつけていくと物事を前向きにとらえることもできるんじゃないでしょうか?しんどいことをさせられるより、自らしんどい方を選んだ方がいいですから。