JOURNAL

2025.05.16 事業コラム

vol.10 事業を継承する方、される方

vol.10 事業を継承する方、される方

『代表津村の未来を創る事業戦略コラム』について

このコラムは、代表取締役である私、津村 元英が執筆しております。
衰退産業だった事業から、大きく転換した想いや、悩みなど
これまでの経験について、シュンビンの歴史の流れと共に、
お話しできればと思います。
ちょっとした何かのきっかけになれば、大変嬉しく思います。

1.なぜ事業承継は進まないのか? 現代社会における「必然」と「挑戦」

事業継承がされずに廃業している、新しい会社が生まれないということが、

ずっと以前から問題になっていますね。でも、これ必然だと思いますね。

現代社会を考えると、起業するリスクがありすぎて割が悪すぎます。

それで、戦後、生まれた会社の2代目、3代目の方が、自分も含めて多くなると思いますが、

その方々でさえ、継ぎたくないという人が多くなっているらしいです。

でも、その中でも、チャレンジしたいという人が

弊社に問い合わせしてくれるわけですから、本当に、

尊いお仕事をさせていただいているなあと思います。

それで、今回は、事業継承する方とされる方の考え方という題ですが、

私は、事業継承をした経験はないので、事業継承について

現在思っているところということでご理解いただければと思います。

2.事業承継を「組織変革の好機」と捉える視点

まず、私の基本的な考えとして、諸行無常、世のすべてのものは、移り変わり、

また生まれては消滅する運命を繰り返している。と思っています。

それは、人間もそうですし、あらゆる組織もそうだと思います。

そういう意味では、企業を永続させるには、常に、自ら、古いものを死滅させ、

新しいものをクリエイトするということをしていかないといけないと思います。

そういう観点から言うと、この事業継承してトップが変わるというのは、

組織として悪いことではないと思います。

であるなら、事業を渡す人が、院政を引いてしまっては意味がありませんし、

禍根を残すことにもなります。渡すからには、渡された側が、

すべてを自由にできるようにしないといけないと思います。

3.後継者選びの最適解は? 親族、社員、そして「人物」という最終基準

実際自分も、父が急死して、急遽社長になり、状況が悲惨で

変化を受け入れられる状況だったので、本当に、自由にできました。

でも、同時に世の中には、渡したがために、会社が滅んでしまった

という事例もよく聞きはするので、株とか、会社の大きい意志決定の最後のところは、

しばらく保険で取締役として関わっておいた方がいいとは思いますが、

事業の運営については、任せていいと思います。

では、どういう人に任すか?ですが、

これは、非上場だと一般的にはご子息、ご息女になるかなと思います。

小さい時から、経営を意識してきた経験はやはりアドバンテージがありますし、

本人だけでなくご家族も責任も負える覚悟はあると思うので。

弊社のように、専門的な事業になってきて、上場も果たしたということになると

社員からの方がいいかなと思いますし、実際、私もそのつもりです。

ですが、これは一般論で、どういう人が適正か?は、会社によっても、

その中の人によっても知らないとなんとも言えないと思いますので、

ケースバイケースですかね。最後は人物本位だと思います。

社長津村に「話を聞いてみたい」など、

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