PRESIDENT BLOG
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」という孔子の言葉があります。意味は、人生の最高の楽しみの一つは、仲のよい友人とともに酒をくみかわし、歓談することであるということです。
孔子の言葉が、結構歳を取るに従い、本当にそうだなと思うようになってきています。「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」などもそうです。その中で、この言葉、昔は、まあ、反論とかはないですが、割と薄く考えていたなあと思っています。それは、この「朋あり」の朋を、大学時代の友達のように思ってしまっていたからかなと思います。
私は、年に1回、大学時代の友達にも会います。それも楽しいですね。でも、話は、昔の話です。また、現在や将来においても、まったく違う、大企業の部長さんとしての世の中の見方などはすごく参考になったりもします。でも大部分は、昔は面白かったねという話です。
ここでいう朋とは、同門の友、つまり朋友ととらえたらいいかもしれません。私で言うと、経営者として、同じような志を持ち、お互いに自立し、成長している。それが久しぶりに会い、お互いの近況や悩み事を話したり、将来の夢を話したり、それを酒を飲みながら話す、これほど、素晴らしい時間はないなあと思います。
先日、8年ぶりぐらいですかね。朋と呼ぶには少しおこがましいかもしれませんが、同じ人を師に仰いでいる兄貴分のような方とお会いしました。その8年間、お互いに成長してきています。
経営者はやはり孤独です。社員にも家族にも、100%は理解していただけないというのはあります。そのような、道は違っても、目指すべき道は同じという人と腹を割ってお互いのことをことを話す、これは本当に人生にとって貴重な時間だと思いました。大いに刺激を受け、また、明日から頑張ろうという活力をいただいた時間でした。