PRESIDENT BLOG
よく、趣味は何ですか?と聞かれます。正直、皆さんが、イメージする趣味、仕事をリフレッシュするという趣味はないです。
全部、仕事と結びついています。例えば、私、元々、歴史が好きですし、最近では、神社巡りをしていますが、それも、実は仕事と関連しています。また、ジョギングなどもやっていますが、仕事のアイデアがでるようにしているのと、健康を維持するのが目的です。
仕事と趣味が、明確に分けることできない。これでいいのかな?と常に悩んでいましたが、でも、歳を重ねて思うんですが、これで良かったと思います。少なくとも私の場合は。
では、元々、趣味が少なかったか?というと、そうではなく、社長になるまでは、結構色々ありました。しかし、社長になって会社が危機になり、一生懸命、仕事に向き合う中で、趣味をしているのが馬鹿らしくなりました。
35歳の時は、子供も小さかったので、子供に時間を費やせないのに趣味に時間を費やすはずもないというのが現状です。なので、1に仕事、2に家庭、その他なしという状況がずっとで、それが、だいぶ後になり、仕事と家庭の調和がとれるようになってきました。
一番、子供が小さい、家内にとっても大変なときは、仕事に集中せざるをえなかったので、本当に家内には申し訳ないことをしました。仕事も辞めてもらわざるを得なかったので・・
ひたむきという言葉があります。これは、漢字では直向きという字をあてるようですね。私は、この直向きという言葉が好きで、やはり、何事かを成し遂げようとすると、他のものを犠牲にして、そのことに集中しないといけないと思います。
ちなみに、只管打座という禅語があります。これの只管は「しかん」とも呼びますが、「ひた」とも呼ぶらしいです。意味は、ひたすら座禅するという意味です。
座禅も、他の一切のものを捨て集中することで悟りに至るのですが、仕事も、直向きに努力することで、感覚が研ぎ澄まされ、悟りに至る気がします。
もう一つ、違う視点から言います。趣味は、自分じゃないですか?でも、仕事や、家庭は、他人を良くしようというものなんですよ。もちろん、そのことで、自分も良くなるのですが・・だから、世のため人のために生きる時間が多いことも、悟りに至る道かもしれません。
趣味をするなとはいいませんが、仕事や家庭が中心です。そして、その仕事の延長線に世のため人のためがあります。そのメインが活きるような趣味なら素晴らしいと思います。
しかし、私は、そんなに器用ではなかったようです。趣味を断ち、仕事や家庭に集中することができる、危機が趣味に逃げる自分を正してくれた。それを本当に感謝したいと思います。直向きな努力ができる人は素晴らしい幸せな人生を歩めると自分は思っています。