PRESIDENT BLOG
考えずに思ったことを言ってしまったら、もう人間関係も何もかも無茶苦茶になってしまう。一般的に考えたらそうなんですが、私は、いつごろからか忘れましたが、そのようになりました。だから、ストレスというのがあまりないんですね。
なぜ、考えない方がいいのか?考えるというのは理性ですよね。では、理性とは結局、善悪・損得を考える心だと思うんです。ここで問題は損得です。どうしても、そこを考えてしまう。それが考えることのダメなところです。
例えば、以前も話したかもしれませんが、コロナ禍の第一波で世界中がパンデミックになっているとき、2020年の4月に、社員に向けて「全員、辞めさせないし、休ませない」とスピーチしました。
私は、社員との約束は必ず守ってきました。ですから、この言葉は重いものです。辞めさせないというのはわかるんですが、そのときにはすでに休む人に補助金がでるというのも聞いてた気がします。その中で、なぜ、休ませないと言ったのか?そして実際、休ませなかったです。これは、考えていたら言えないと思います。
人間は、顕在意識で判断しているようですが、実は、潜在意識から材料を取ってきて、判断しています。つまり、いくら考えても潜在意識がネガティブなら悪い判断になります。
常に潜在意識を、明るく前向きで、世のため人のために、感謝の心を持つようにするように努力すれば、瞬時に適切な判断ができます。そうなれば、考えることの方が、むしろダメになります。潜在意識にお任せする。それが考えずに思ったことを言うということです。
ここからは、少し哲学的になりますが、私は、潜在意識は宇宙根本の創造主とつながっていると思っています。だから、そこと普段から、同化するように心がける。同化するということは、真善美の考えを常に持つということですが、それをすることで、潜在意識が正しい判断だけでなく生きるために必要な一切の力を与えてくれるということを信じています。