PRESIDENT BLOG
人と言うのは、誰かに影響を受けていると思います。私の場合、少年期に祖父の影響を強く受けていたと思います。これは、最近、上場などをして、振り返ったときに思ったことで、ブログにも書きました。
しかし、少年期青年期を通して、祖父以外で、私の精神に強く影響を与えた人はいなかったかもしれません。もちろん、父母は影響を与えたとは思いますが、考え方や行動を真似るというのとは違います。
そんな若かりし頃の私に影響を与えたのは歴史上の人物だったような気がします。特に、司馬遼太郎の小説は、私の青年期の精神の骨格を創ってくれたと思います。
その後、社長になって、経営理論として、ランチェスター経営やドラッガーは影響を受けましたが、生身の人間で私に心の在り方をダイレクトに影響を与えたのは、稲盛和夫氏でした。43歳のときだったと思います。
それからは、常に、もし、稲盛さんだったらどうされるかな?と、稲盛さんをベンチマークしていたような気がします。もちろん、だからといって、すべて同じにはできないのですが・・
それ以降も、色々な方を勉強して、リスペクトする人も、何人もでてきましたが、私にとっての稲盛さんとは違うと思います。基本ベースは稲盛さんの考え方であり、経営で、それを自分なりに個性のある、自分に合ったものにするために知識を補足しているという感じです。
「人は、誰をベンチマークにするかで人生が決まる」と聞いたことがあります。私も人生を振り返って自分だけでなく他の方の人生もみて本当にそう思います。もし、稲盛さん以外の誰かをベンチマークしていたら、まったく違う人生になっていたのかもしれないなと思います。もちろん、悪くなっているということです。
そう考えると、もっと若くに、なぜ、わからなかったのか?ということを思うのですが、これも、でも、私にとってのタイミングだったのかもしれません。
とはいえ、やはり、できるだけ、若い時期に、偉大なものに触れるということはいいのかなと思いますし、うちは社員も若い人が多いので、そういう考え方に触れておくのは自分の人生を開く可能性が大きくなるのかなと思います。自分の考えは自分がつくっているのですが誰かの影響を受けているというのは絶対に思うので。