PRESIDENT BLOG

2020.12.28 経営のこと

願望を育てる

長期目標をたてた方が良いとよく聞きます。それはその通りですが、しかし、ここ、注意が必要です。それは何かというと、自分が思えないような、そして本音では望んでいないような、覚悟がない目標をたて、それによって組織が混乱するという例がよくあるからです。

1年の短期目標。これは綿密に、売上、経費、時間と月毎に出していますし、それが毎月、毎日でてきて、進捗も常に確認しています。長期目標を立てるとき、そこまで細かい目標を私はたてなくてもいいのかなと思います。

長期目標は、できるできないではなく、トップがどうありたいか?ということを目標にすべきであり、それがでてないうちは、無理に立てる必要はありません。

こうしたいという純粋な願望があれば、それは素直にだせばいいと思います。別に売上でなくてもいいですし、社員数でも利益でもなんでもいいです。

自分が気にする数字をピックアップし、それをいくらにしたいという願望を組織内外に発表します。
そのことで、組織として、どこを目指すか?というのが明確になります。

当社では、びんを洗っていた会社から、
・自分たちでデザインをしたびんを販売し始め
・その後、パッケージデザインをするようになり商品企画の会社
・Webや建築、ブランディング、新規事業など、企画部を代行する会社

というステージがあるのですが、そのそれぞれの時代で、目標をたてていましたし、全体の目標で期限を切って出し始めたのは私18年経営していますが、4年前ぐらいからです。

願望というのは、育つものだと思います。自分が今言える願望を誠実に社内外にだす。失敗したらとか
考えずに、こうありたいというものを数字にするだけです。もちろん、言うからには達成しなければいけないのですが、その動機が善であれば達成できるはずです。