PRESIDENT BLOG
よく感性の右脳タイプ、論理の左脳タイプという分け方をします。これは、確かにあると思います。どちらかというと、私も右脳タイプだと思いますし、会社の個性も右脳タイプですかね。そもそも、日本人に左脳タイプが多く、そういう意味では差別化でもあるので、そうなったという面もあるかもしれません。
ですが、これ、どちらも必要なことなんだろうと思います。一番、わかりやすい例であげると野球のピッチャーです。速球派と技巧(変化球)派というのがあります。でも、速球派が変化球は全くダメかと言うと、変化級も一流でないとプロでは通用しないですよね。逆もしかりで、速球がよくないと変化球
も活きません。だから、両方磨くんですけど、結果的に、このピッチャーは速球派だよね。技巧派だよね。というふうになります。
思考も一緒で感性も論理も両方いるんです。仕事をしていて振り返っていただければわかると思いますが、そのはずです。だから、まだ、未熟なときから、右脳タイプも左脳タイプもないと思ってほしいんです。
そして、性格でもないです。思考も勉強し、努力することでそれなりにはなると思います。性格や個性は、その努力の後のことです。つまり、思考も、学び、努力することで、仕事のプロとしてできるようになります。論理的、感性的思考を総合的に使用してですね。
右脳を活かす方法が、私たちが仕事でも用いているデザイン思考とかU理論になります。左脳はロジカルシンキングとかクリティカルシンキングという手法があります。
クリティカルシンキングは、シンプルです。①目指すべきものを定義し②何が問題なのかをクリアにし③打ち手を考えるだけです。
私の中で右脳を使う思考法も、左脳を使う思考法も、学んだわけではありません。経営をしていく中で自然と身についたものなんですが、後で、勉強してみて、自分の思考法と同じだということがわかりました。
私と同じ体験をするというのは無理ですが、体形的に学ぶことで、仕事のレベルを上げることはできると思います。特に、論理的思考法は、訓練することでどなたでも、ある程度のレベルにはなるのかなと思いますから、クリティカルシンキングの手法を意識するだけでも違ってくるのかなと思います。