PRESIDENT BLOG
単刀直入とは、一人で刀を持って敵に切り込むように、直接に要点を突くこと。らしいです。今、パワハラとか経営としては色々難しくなってきています。もちろん、言い方とか、言う方法などは考えないといけないと思いますが、腫れ物に触るようにしていたのでは、経営はできません。時には、単刀直入に言うことが大事かと思います。
そして、リーダーからよく聞かれるのですが、私が単刀直入に言う基準にしていることは何か?ということを少しまとめてみたいと思います。
まず、自分の感情ではないという確認です。若い時は、感情に任せて、怒ったりしたこともありましたが、さすがに、私も経営者になって長いので、ここは越えて今はまずないと思います。
その上で、それが確認できれば、その言う相手、周囲の人にとって言った方がいいか?という判断ですね。特に、優先は、周囲です。その言う相手は、ある意味、因果応報なので、自己責任の面はあると思いますが、周囲は、その嫌な態度、いい加減な仕事で、周囲にストレスを与えているので、これを放置していては、何の罪もない人に迷惑をかけてしまいます。リーダーとしては、全体を守るということが先です。その次は、その単刀直入に言う人にとっても良いということですね。
このときに、気をつけたいのは、排除の論理は取らないということです。あくまでも、その人の人生、幸せのために本音で話すということで、できるだけ、会社の理念やルールに近づいていただく努力はします。ただ、最後に決めるのは本人なので、無理なら辞められても仕方ないということは腹を括ります。大事なことは、理念やルールを変えてまでは人に合わせないということです。これは自分も含めてです。
そして、こういうことを何かあったときに瞬時に判断するということです。そのために、自分の判断基準を常に磨いている必要があると思います。磨いておくというのは、自分の潜在意識を綺麗なものにしておくということです。
瞬時の判断は、この潜在意識からでてきているので、潜在意識が汚れていれば、心も言葉も振る舞いも汚いものになります。つまり、怒りがでるということは潜在意識に汚いものがあって自分をコントロールできてないからです。結局は、稲盛さんもおっしゃっていたように、経営は、経営者が心を高めていかないということに行き着くのかもしれません。