PRESIDENT BLOG

2025.07.07 経営のこと

商品3分、売り7分

社長になりたてのとき、よくランチェスター経営を勉強しました。ランチェスター経営も、戦略的な原理原則を教えてくれたと思います。ただ、その後、人間の本質などにも興味が向くようになり、興味は変化していきましたが・・

その中の言葉で「商品3分、売り7分」という言葉がありました。これは、マーケティングにおいて商品・コンテンツの要素は30%であり、その他の、価格戦略、流通及び立地戦略、プロモーション戦略が70%の要素を占めますよ。ということで、どちらかというと、良い商品をつくれば売れるという中小企業の社長に対しての警鐘もあると思います。

これについては、本当にその通りで、商品企画開発の支援からスタートしたシュンビンが、なぜ、それ以外のコンテンツを付加していったか?それは、この言葉も影響があったと思います。

ただ、これは平均としては合っていても、常にどの会社でもこの割合ではないと思っています。会社のフェーズや特性などによっても違うと思っています。そして、私は、中小零細企業は、やはり、商品・コンテンツの割合が高いと思っています。

シュンビンが、なぜ、ブランディングというマーケティング全般の支援をすることになっても、なお、商品・コンテンツのところにこだわるかというと、中小企業にとっては、やはり、そこがスタートしては大事だからです。

だって、いくら広告したとして、その商品が差別化されていなくて魅力がなければ、無理ですから。大手ではないわけなので。「中小企業の企画部を代行する」というミッションが神の啓示のように自分に降りてきたのも、そういう使命が含まれていたのかなと思います。

ブランディングの会社の中でも、商品企画、0から1を創るブランディングに強い会社という今の方向性は、中小企業のお客様に寄り添うものでもあります。