PRESIDENT BLOG

2025.07.21 経営のこと

後継の難しさ

最近、私の身近でも、この手の話が多いです。サッカーの元日本代表の岡田監督がおっしゃるように、人間が一番成長するのは苦難のときだと思います。しかし、あえて、後継の人や子供に苦難の道を歩ませるか?というと、人間の心情的にできなんだろうと思います。しかも、ある程度、歳を取れば、これは成功するとか失敗するとかも見えるわけですから、余計口出してしまうわけです。

また、自分の在任中に課題を無くしておきたいということを思うので、無理をしてしまったり、仮に成功してもそれはそれで、後継にとっては課題を解決する機会を失います。これも、エゴかもしれないですね。

子供の教育も同じことが言えると思います。「子孫に美田を残さず」という言葉がありますが、子孫にとって良かれと思って、財産などを残さずに、苦労の道を歩ませよ、ということだと思いますが、私、もう、これは難しいと思います。でも、できれば、後継の方に、自由度を残しておき、もし、何か残すとしても、セーフティーネット的なものにとどめておくということがいいのかなと思います。

本当は何も残さない方がいいのかもしれませんが、それが心情的にできないのであれば、せめて、優先順位としては自由度がなくなるよりも、その方がまだいいかなということです。

また、引退しても自分も新しいチャレンジなどをすべきかなと思います。暇があるとどうしても気になるので、あえて、口をだせない状況に自分でしておくことがいいのかなと思います。

私の近辺で、最近、こういうことが多いのも、私に、勉強させてくれているのかもしれませんね。