PRESIDENT BLOG

2025.11.25 その他

理想の強さ

私の性格として、理想が強い方かもしれません。なので、これができたら、今までにないものが創造できるとか日本初とか、皆が喜ぶとか、そういうのに惹かれます。逆に言うと、人と同じとか、とにかく、言われたことをするとかはすごく苦手です。これは、私だけでなく、会社の個性にもなっている気がします。

このことは良い面と悪い面があると思います。良い面は、理想が高ければ、低級な欲求心を統御しやすくなり結果幸せな人生が送れるということです。「小人閑居して不善を成す」という言葉もありますが、理想がないと、良からぬことを考えてしまうものです。では、悪い面は何か?というと、自分の身の程を考えずに理想を描いてしまうというとです。

私は、頭に描けることは、全部実現可能ということは言っていますが、その可能なことは、強欲は含まれません。なので、その動機が善か?というのが問われるわけです。そういう意味では、私が、描く理想は、できるだけ、そのようにしようとはしていますが、いくらか、自己顕示欲のようなものもはいっているかもしれません。

でも、これは少しは混ざるものなので、理想を実行に移しながら利他に振り替えていくということが必要なのかもしれないなと思います。

実際、私も、「中小企業の企画部を代行する」という理想に関しては、最初は、少しそういう私欲もはいっていたと思いますが、長年、その理想を追っていく中で、私欲はなくなってきたと思います。

だから、私、聞かれれば、理想を持った方が良いとは言うのですが、それを持つということは、自分が理想を実力以上に持つ性格なのか?その中に利己がはいってないか?はいっていたとしても振り替えていけるか?実行する中で苦難に打ち克つだけの覚悟なのか?条件として、そういうことも考えないといけないのかなと思います。