PRESIDENT BLOG

2026.01.13 ブランディングのこと

言葉の定義

言葉の定義をしっかりするというのはトップにとって大変重要だなと思います。言葉の定義を曖昧に使っていると、社員が迷います。例えば、「正しい判断」という言葉がありますが、正しいとは何ですか?と聞かれて答えられるか?

結構、答えられない人がいると思うんです。答えられないのに「正しい判断をしてほしい」といい、それを社員にも求めます。

言葉の定義があいまいだと、社員は言葉を信じなくなり、行動を見るようになります。行動は嘘がないですからね。

そして、社長の行動をみて、ああ、こういうことは許されるんだというように、ギリギリをやってきます。場合によっては、ギリギリアウトをあえてやって許容の範囲を拡げようとします。これは恐らく社員も無意識だと思いますが、そういうものだと思ってください。専門的には、これをサラミ法といいます。

私たちが、最近、バリューなどの行動指針をお客様の方で作るお手伝いをしている中で、言葉について、幹部の方全員で議論しているのも、そういう趣旨です。やってみると会社にとって大事な言葉でさえ、捉え方がかなり範囲が広く、こんなにも違うんだとビックリするはずです。

まずは、トップが、徹底的に思索して、言葉の定義をかためることです。それは行動指針をだしてからも継続してやっていくということです。終わりはありません。そして、次に、それを共有しようとすることです。これは、もう不断の努力で。

MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)をたてるというのは、言葉の定義をはっきりさせることでもあります。そうして、言葉の力を受けることができ、ベクトルがそろい一つの方向に力が伝わり、社員は安心して仕事ができることにつながります。