PRESIDENT BLOG
弊社では通産省の健康経営優良法人を認定しています。それで、アクサ生命さんが、認定企業に対して取材をされていまして、弊社も取材していただきました。
https://www.voice-report.jp/report/2025_1130001016270/
それと同時にアクサ生命さんが弊社に対して社内アンケートを実施され、それの結果を先日報告いただきました。それによると、健康経営の会社の中でも、社員が会社を信頼し、働きやすいと感じているという結果がでていました。
アクサ生命さんによると、このような結果は、健康経営取得の会社でも、100社中2~3社のようです。
健康経営を取得する会社という社員との関係が一般よりかなり良い中で、さらに、その中の2~3%ですから、日本の会社全体としては奇跡のような結果だということです。
そして、そのような結果になったのは、理念が浸透しているからと分析されていました。これは、弊社インナーブランディングを提供している会社として嬉しいことだと率直に思います。
ただ、ここです。
では、アンケート上はそうなのですが、では、理念を表明していれば、それでいいのか?というと、そうではなく、社員に理念を自分事化してもらい、行動化していかないといけません。
そのためには、軸をブラさず、継続していく必要があります。これは、もう不断の努力が必要だと思います。
先日、お客様の社長様が来社され、経営のことを私に相談されたのですが、その社長様は、挨拶もしない、返事も、ハキハキしないという社員に悩まれ、人事考課の評価項目に、明るく挨拶をするという項目をいれたとおっしゃってられました。
これは、そのような理念に共感していない人に対して自分の感情が持って行かれているんだろうと思います。私としては「そうではなく、理想の方に合わすべきじゃないですか?」というアドバイスしました。理想が高ければ挨拶なんかは注意しなくても当たり前になるので。実際、弊社も、あまりそういうことを注意したことはないですが、そのお客様に会社を案内した時、「良い雰囲気ですね」って、言ってられました。
実際、シュンビンも、すごく良い結果とはいえ、数名は共感ができていないという人もわずかですがいます。しかし、そこにイライラして、そこを変えるために全体を巻き込むとかはしていないです。
あくまでも、理想に向かって全体を向上させようとしています。
考え方もレベルがあるので、100点の人は、私も含めていないわけなので、70点の人を75点にする努力、20点の人を30点にする努力、細かく、その人の現在に合わせて、個別に違うアドバイスをしていかないといけませんし、合わせるのはどちらも100点に照準を合わすということです。ですが、いきなり100点ではなく20点の人には30点のアドバイスするということは、つまり、明るく挨拶しようというアドバイスなのですが、それ自体を全体の目標にしてはいけなくて、高い目標を掲げながら、個別にアドバイスするという意味です。
わかりますかね?
全体と個別の関係性が。。。
そういうことを継続していれば、合ってくる人は合ってきますし、合わない人は、残念ですが、辞めていきます。今までの経験からも。合ってたけど途中で合わなくなった人もいますし。これは良い悪いということではないと思います。人間なので、やっぱり、合う合わないというのはありますし心は移ろいやすいものですからね。
これを合ってない人に合わせにいくと(例えそれがそのようなネガティブをやめさせたいという目的であれ)、理念に合っている人まで、会社の軸がぶれて、合っている人が迷いはじめ辞めていくことにもなりかねません。常に気高き理想を描き、社員と一緒にそこを目指す、それがブレないコツだと思っています。