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水鳳園 トータルブランディング

下呂温泉の人気懐石宿がオンライン通販に挑戦

水鳳園 トータルブランディング

第二の柱である新規事業の構築を余儀なくされる
水鳳園様は、岐阜県・下呂温泉街で昭和50年からつづく個室露天風呂付きの旅館です。
特に心づくしの料理が人気で、懐石宿「水鳳園」は、各種旅行サイトで高いクチコミ評価を受けています。

お客様の声に応え年々規模を拡大してきましたが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言により、2020年4-5月は休館。
GoToトラベルによる回復の兆しが見られた矢先にGoToトラベルの停止。さらに酒類提供制限を受け、旅館業以外の第二の事業の柱を構築せざるをえない状況に。
社長・上村様の「従業員の雇用を守らなければならない」という強い覚悟と決意のもと、新規事業として本件が動き出しました。
強みの料理、おもてなしを伝えるデザイン
水鳳園様の強みである料理、おもてなしが活かせる事業として、オンラインショッピングサイトを活用した自社商品の開発をご提案。
水鳳園様の魅力を深掘りするため、ブランドワークショップを実施しました。

ワークショップを経て定まったコンセプトは「下呂温泉 料理自慢の懐石宿体験をご自宅で」、
ブランド・アイデンティティは「小さな旅館が彩る日常のやすらぎ」。
シンボルマークであるブランドロゴは「水鳳」をイメージし、「水鳳園」の書体は「小さな旅館が彩る日常のやすらぎ」が伝わる、優しいタッチで表現しました。

最初に扱う商品は、旅館で人気の以下3種類を選定。
① 朝食を再現したセット
② ウェルカムスイーツの米粉シフォンケーキ(地元ブランド米「銀の朏」の米粉使用)
③ 夕食のデザートとして提供される平飼い卵のプリン

ご購入のお客様に、ゆくゆくは実際にご宿泊いただきたいという想いを込め、ブランド体験にもそのストーリーを込めました。
デジタルとアナログを組み合わせ、さらなる認知度アップへ
2021年7月の通販サイトオープンに合わせて、3,000名の会員様へDMを送付。また、ご宿泊のお客様へのご案内を行いました。
特にシフォンケーキやプリンは、かねてよりご宿泊のお客様から「商品化してほしい」という要望もあったため、順調に売上が伸びています。
既にリピート注文されるお客様もおり、好調なスタートとなりました。

次の段階として、まだ水鳳園様を知らない方に向けたGoogle広告、新聞広告など、デジタルとアナログを組み合わせた露出を進めています。
デジタル広告とアナログ広告、オンライン通販と実際のご宿泊。
事業全体をサポートさせていただくことで相乗効果をもたらせるよう、引き続きお手伝いさせていただきます。
PRODUCER:
Takahide Toyonishi
PLANNER:
Taishi Fujimoto
DESIGNER:
Ayaka Suzuki
WEB DIRECTOR:
Hisashi Kobayashi