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京乃雪 リブランディング

ロングセラー和漢化粧品の新時代を拓く店舗とロゴデザイン

京乃雪 リブランディング

京都生まれの和漢化粧品「京乃雪」の再定義
株式会社一杢様は、和装の通販・卸や、和漢化粧品の販売を通じて、新しい和のスタイルを追求されているメーカー様です。
今年で20周年を迎える和漢化粧品「京乃雪」。27種類の和漢植物と京都の天然水でできた「京乃雪」は
これまで多くのお客様に支持されてきました。
昨今の自然派化粧品市場の成長によって、「京乃雪」ブランドの再定義を検討する中で、
ご相談いただいた当時は「京乃雪を今の時代にフィットしたデザインにしたい」とお考えでした。
私たちは、より深い洞察が必要だと捉えてブランド構築ワークショップを実施。ワークショップで決定された内容をもとに、
ブランドロゴデザイン、京乃雪のほぼ全ての商品デザイン、リーフレット、商品撮影をトータルでご提案させていただきました。
想いが詰め込まれたシンプルなデザインの追求
ブランド構築ワークショップでは「一人ひとりにやさしい京都の和漢化粧品」というブランドコンセプトを確立。
新たなブランドロゴには“シンプルでありながら、京乃雪らしさ、寄り添うような優しさを持った京都らしさ”を目指し、
複数のシンボルマークとロゴデザインを検証。どこまで簡素化できるかという課題を抱えながら
一杢様と認識を深く合わせていきました。その中で浮かび上がったのは、“可愛らしさ”も印象付けるブランドロゴデザイン。
京乃雪の店舗近くには、桜の名所として親しまれている世界遺産「元離宮二条城」があります。
世界中を魅了する日本らしさの象徴から着想を得て、美しい桜の花びらをロゴマークにあしらいました。
完成したロゴマークは、雪の粒とともに桜の花びらが、やさしく舞い降りる情景を表現。花びらと雪の粒は一輪の花のようにも見え、
京都ブランドであることや、国産和漢を使用した植物由来の化粧品であることを直感的に表現しています。
ブランドコンセプトを体現するため、店舗改装までサポート
2023年9月、27種類の和漢植物エキスに新たな和漢美容成分を加え、9年ぶりにリニューアル。
今回のブランド構築ワークショップを実施したことにより、ブランドの位置付けを再定義し、目指していた
“シンプルでありながら、京乃雪らしさ、寄り添うような優しさを持った京都らしさ”を具体化。
さらに奥に潜むイメージや、ほんの些細な感覚を引き出すように、デザイナーが一杢様の温かみある情緒的な部分を
ブランドロゴデザインへ落とし込みました。
ブランドデザイン全体の完成まで、細部にわたり一杢様の持つイメージと深く認識を合わせていき
忌憚なく意見交換いただけたことが、今回の大きなポイントです。

京乃雪リピーターのお客様からは「可愛いデザインになりましたね」と好評のお声をいただいており、
社長様からは「今回は自信があります」というお声をいただいています。
ブランドコンセプトに沿った新たな「京乃雪」ショップへ
9年ぶりにリニューアルを迎えた「京乃雪」。
ブランドロゴもリニューアルされたことによって、“店舗の看板も取り替えよう”という話に始まり
店舗改装も検討されました。“今のままだと、ブランドコンセプトにそぐわないかもしれない”
ブランド構築ワークショップを行ったからこそ、見えてきた“体験”のあるべき姿。
京乃雪らしさを感じることができ、お客様にお買い物を楽しんでいただける
店舗改装のご提案をさせていただきました。
機能性と、京町家らしさ、京乃雪らしさ
「一人ひとりにやさしい京都の和漢化粧品」というブランドコンセプトに基づき、
『和漢、京都、可愛らしさ。』これらを融合させた空間づくりを目指しました。
1番の特徴である「国産27種類の和漢植物」は、丸いビーカーのような瓶容器に入れ
壁面へ展示し、可愛らしさの中に品のある優しさを表現。奥の事務スペースは、
接客と事務空間をカウンター壁面で仕切ることによって、意匠性を崩さず作業効率向上につなげました。
出入り口付近の仕切りや収納棚などには、格子を用いて京町家らしい空間へ。
ブランドコンセプトに基づいた空間デザインへ一新されました。
20周年を迎える節目に、リニューアルオープン!
2024年3月1日にリニューアルOPENしました。
新たに訪れるお客様や、海外からのお客様、京乃雪リピーターのお客様もゆったりとお買い物を
楽しんでいただける空間に生まれ変わりました。
店舗改装は大きな予算が必要であり、不安や葛藤はつきものです。
ただ、長く愛され続けるブランドを創るためには、体験を通して商品の価値を感じていただくことが必要です。
ブランドに統一感を持たせ、その世界観を五感で感じ取れることが、空間デザインの役目でもあります。
今後もブランドが成長し続けるために、継続的にサポートさせていただきます。
PRODUCER:
Shinsuke Kitamori
PLANNER:
Yume Tanigawa
DESIGNER:
Yoshiko Kawakami
ARCHITECTURAL DESIGNER:
Osamu Tsuchino