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朝日酒造株式会社 リブランディング

奇跡の島「喜界島」と、創業108年「朝日酒造」のこれから。

朝日酒造株式会社 リブランディング

喜界島の自然と共に生きる黒糖焼酎の想い。
豊かな自然があふれる隆起珊瑚礁の小さな島「喜界島」で
1916年に創業し、黒糖焼酎蔵の中で最も古い歴史を持つ朝日酒造様。
もともと瓶・資材でお付き合いがあり、リブランディングのご相談をいただきました。
「黒糖焼酎を通して喜界島にしかない魅力を国内・世界へ伝えていきたい」
4代目喜禎社長からそのような想いをいただきました。

今回当社がご提案したのは「らしさブランディングラボ」という
シュンビン独自のブランド構築ワークショップ。
デザイナー笠井永充を中心としたクリエイティブチームが、キックオフからローンチまで、
お客様の事業全体を見渡しながら伴走し、研究所のように、息の長いブランドを作り上げていくようなサービスです。
喜界島の全てを宿した黒糖焼酎を、新たなロゴへ表現。
朝日酒造様の10年後を創るために行った
ブランド構築ワークショップでは、R/S/C/P/D (頭文字) 5つのフェーズに分かれた
ブランド構築プロセスを約半年間実施。

ワークショップで戦略を策定し、デザインコンセプト、ブランドロゴ、VI設計を具体化。
その中で、新事業だけではなく、会社そのものを体現するブランド・イメージも新たに検討を進めました。

黒糖焼酎を通して、喜界島を丸ごと体験できるような新しい可能性を追求していく会社として、
また、喜界島の魅力や世界観を伝えるブランドとしての朝日酒造を深掘り。
歴史とユニークさを併せ持つビジュアル・アイデンティティをご提案しました。

隷書体(れいしょたい)をベースに、
これからの朝日酒造様にふさわしいロゴタイプも作成しました。
水平線から顔を出す朝日のエレメントを文字に組み込んでいます。
数ある提案の中から選ばれたロゴマークは、代表銘柄「朝日」のラベルの色や
太陽、空、海などの要素をシンボルマークとして落とし込まれています。
そして、朝日酒造のお酒が日本・世界へと波及していく様子、お酒を象徴した波紋、
喜界島を象徴する隆起サンゴ礁の段丘などの様々なイメージを投影。
マークの一部には、島への愛や、愛ある製品づくり、愛社精神などを象徴した
ハートマークを潜ませています。

ワークショップを通して、ブランドコンセプトを感じられる
新ブランドのプロジェクトも進めていくことが決定し、
最後まで笠井が伴走することによって、一貫したブランドの世界観に仕上げています。
朝日酒造の愛情と誇りを抱いた新ブランド、始動。
2024年6月ホームページをリニューアル。
ヨーロッパでの活動の際に、ホームページを公開され、
ブランドイメージは「好評」のお声をいただきました。

今回のワークショップの主眼となった新事業ブランド「YONYORI(よんよ~り)」は
2024年12月にクラウドファンディングを通じてプレスタート。

今後本格的に展開されていく新ブランドを通して、喜界島の魅力が
国内・世界へと広がっていくように、引き続きサポートさせていただきます。
PRODUCER:
Nobuyuki Muro
PLANNER:
Taishi Fujimoto
DESIGNER:
Hisamichi Kasai
WEB DIRECTOR:
Hisashi Kobayashi
WEB DESIGNER:
Hisamichi Kasai