PRESIDENT BLOG

2021.07.19 経営のこと

これからの努力

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
この方程式は時代が変わっても変わらないと思います。そういう意味では、熱意というのは努力と言い換えてもいいと思うので、自分の為でなく、世の為人の為として努力するということは、幸せな人生につながると思います。

私も、今年55歳ですが、今までの人生を振り返っても、この方程式は正しかったなと思います。ですが、これからの時代、努力の内容を考え直さないといけないようになりました。わたしも、先日の社内社内勉強会で将来、残業を0にするという宣言をしました。
これは、努力の大事さを、今まで話していたことからすると矛盾になります。しかし、これからの日本を考えると長時間労働は難しいです。

なぜ?難しいかを話すと長くなりますので、ここでは割愛し別の機会にいたしますが。結論から話すと、努力の捉え方、努力の仕方を変えるということを今後は考えないといけません。

具体的期に3つお話しいたします。

1つめは、量は追えないので、質を追うしかないということです。質とは労働生産性で、弊社で言うと時間当たりと思っていただいたらいいと思います。つまり、量を少なくして効果を高くするという努力ですね。

2つ目は、家庭での役割を一生懸命していただく。これは特に男性ですね。女性は今までもやってられると思いますが、男性も、家庭での仕事を一生懸命していただく、それも努力だと思います。この共働きの時代では。

3つめは、自分で勉強していただくということです。これからの会社は、個人のキャリアを開発することが大事です。労働生産性を上げるためにも。そのためには、個々の人が自分で自分のキャリアを開発するために勉強していただく必要があります。仕事は早く終わるので、そういうことに時間を使える人は使っていただければと思いますし、会社としても、そういう支援ができるようにしていかないといけません。

ただし、経営者は別です。傾向としての上の3つはもちろん自分も当てはめないといけないのですが、長時間労働も必要ならすべきだと思います。このように、コロナで、あきらかに努力に対しての考え方は変わりましたが、努力が人生を豊かにすることはなんら変わるものではないと思います。

努力をどう考えるかについて、他の経営者の皆さん悩まれているところだと思いますが、私は、このように整理しています。