PRESIDENT BLOG
最近、ブランディングにおいてバリューを作成するのを支援するというようなこともしています。自社のミッション、ビジョンの他にバリューというのも作ったほうがいいでしょうね。
それは、一番大事かもしれません。当社ではバリューという言い方でなく、フィロソフィと言っていますが、でも同じものだととらえていいです。
要は、企業の考え方、行動の価値観です。これはトップの個性と直結しているものです。なので、最も大事なものといってもいいかもしれません。
これを作るのを支援しているのですが、むしろ、実は作ってからの方が大事です。これを社員と共有していかないといけないからです。
それで、これを浸透させていくのに、私顧客にアドバイスしているのに、「社員の70%がこれに賛同し、積極的に自分に受け入れようという人をつくるまで、とことん、我慢して継続してください」と。
70%を超えると、組織の雰囲気にがガラッと変わり、そちらの方向に進む気がしています。
本当は、3分の2とかかもしれませんが、余裕をもって70%にしておきます。しかも、人間というのは移ろいやすいですから、今までその70%にはいっていたと思っても、あるときを境に30%に行ってしまう人もいるので、不断の努力が必要です。
では、どうして、その見分けがつくのか?ですが、これは簡単です。社長が話しているときに、目を輝かせてうなずいて聞いている人がどれだけいるか?ということです。そういう人は、感性があっているので、聞いているのが心地いいんですね。逆に、そっぽ向いていたり聞いてない人は、もう聞いているのが苦痛なんですね。
話している方とすれば、聞いてないとすぐわかるので、すごく社長としても気になるとろこだと思いますが、最初はそうでも、段々、わかってくる人もいます。なので少し合ってないなと思う人がいたとしても、30%以内におさまっているなら、今の時点ではあまに気にしない、少し放置するということがいいと自分は思っています。あまりにもひどくて他人にも迷惑かける場合は、別ですが・・
当社の場合は、フィロソフィをつくって14年ぐらいになります。当時はまだ社員数10名以下でした。
こういう考え方など哲学的な話をすると、皆、ポカーンとしているんですね。当然、最初は、共感率は0%です。でも、我慢してやっていくとだんだん共感率が増えていきます。そういう経験をしているので、その哲学、考え方が、人間の本質として合っていて、言っている人に嘘がなければ、ほとんどの人はわかってくれると思っています。逆に、わかってくれない人は去っていくので、それもベクトルを合わすという意味では、悪いことではないです。
これを侮らず不断の努力で、機会をつくってやっていかないといけないと思っています。