PRESIDENT BLOG社長ブログ

2022.06.13

筋を通すというのは、道理にかなうようにすること。では、道理とは何かというと、物事のそうあるべきだということとコトバンクに書かれています。

もっと、簡単に言うと、自分だけの都合でなく、周囲がそうだろうな、気持ちいい、フェアだと思うということだろうと思います。そのためには、言行を一致させる、約束は守る、そういうことだと思います。

こういうと、当たり前で、そんなのできる、余裕だと皆おっしゃるのですが、経営トップという最終決定ができる立場で、それを貫けるか?というと実は、ほとんどの人ができないのだろうと思います。なぜなら、これが正しいと思っても、目の前でお金がちらつき、それをやらなくても良いという理由がいくらもあるからなんです。

例えば、会社がよくなってくると、非上場だと、相続税対象者の株価というのが、どんどん上がり始め、結果、相続するときの相続税というのがとんでもない価格になります。これを回避することを相続税対策というのですが、対策といいつつ実は方法は一つしかなくて、株価を下げるということなんです。

株価を下げるということは、経営成績を下げるしかありません。「意図的に下げて、また、元に戻せばいいし、その分投資するから最終的には経営にもよくないですか?」銀行の支店長さえ、このような提案をします。そして、「皆やっていますよ」と言うのです。実際、皆やっているというのを私も知っています。

しかし、これをしてしまったら、私のいつも言っていることは何なのか?となります。非上場なら個人企業の延長だからいいというような考えもあるでしょうがうちの会社は、そういう会社ではないと、ずっと言ってきました。自分に嘘をつくことになりますよね。言ったことを貫くことで、下手したら、1000万、2000万という単位で個人のお金が飛んでいきます。それでも貫けるか?ですね。

これは、もう最初に正しいと思ったことを絶対に変えないという頑なさがないと無理だと思いますね。これが真の勇気だと思います。これは、ひとつの例ですが、日々の経営の中でも、こういう筋を通すかどうかというターニングポイントがいくつもあります。細かい約束なども含めて。

とはいえ、私自身を振り返っても、100%できているか?というと知らず知らずに、できてないところもあると思います。でも、これは親の教育なのか?歴史が好きなのでそれで学んだのか?は覚えてませんが、昔から筋は通さないといけないというのはなんとなくですがあったような気がします。ですから、仮にも20年間、会社もそれなりに成長し、うまくいっているのかもしれません。

この筋を通すことに比べたら、頭がいいとか、戦略がどうとか仕事ができるとか、まったく小さいですね。経営という修羅場の中で、筋を通し、社内外のステークホルダー世間に信用を積み上げていく、それが、経営の本質だと思っています。

逆に一旦信を失うと、今まで積み上げてきたものは、一気になくなります。積み上げるときは時間がかかるが、なくなるのは簡単。それが信用なんですね。最近も、そういう信頼を一気になくす方の事例を見ました。

そういう意味では、私たちが提供しているブランディングのブランドプラスとブランドマイナスも同じかもしれません。ブランディングも消費者や社員との約束なんでしょうね。