PRESIDENT BLOG

2021.07.05 その他

話しかけやすい人、かけにくい人

職場風土、企業文化が会社を決めているというのは、何回も申し上げてきたところです。社員が幸福感をもって笑顔で仕事をしている。厳しい競争社会の中でも、お互いをリスペクトしチームであることに誇りを持っている。そういう会社であるというのが、会社の終局の目的だろうと思っています。

それは条件面だけではないですね。社員一人一人が素晴らしい心、素直で明るく前向きで、謙虚であること、つまり、私も含めてですが、社員の内面も大きい要素だと思います。

このようなコロナ禍で、人との関係が、大きく見直されてきています。大きい流れでは、今後、リモートなど、今までと違ったコミュニケーションの在り方が求められていると思います。また、以前も言いましたが、コミュニケーションの仕方も、攻撃的なコミュニケーションからアファ―ティブ(相手を尊重しながら自己主張する)に変化が必要です。

つまり、一人一人が良い雰囲気にしようという努力が今までよりも必要ではないかと思うわけです。

そういう問題意識があったからだと思いますが、「なぜか話しかけやすい人、かけにくい人」という本に出合いました。自分自身、話しかけやすいか?と言われると、話しかけにくいというのはないと思いますが、話しかけやすくもないなと思っていましたが、それは特にそれも個性なのかなと思ったりしていました。

でも、この本を読んで、その考えがダメだったんだなと反省しましたし、私のその姿勢が会社組織にも影響を与えていたかもしれないなと思いました。

例えば、経営者の集まりなどで、私、ふわついたわけの分からない人と話すのは影響も受けるのでよくないと思っていて、意識的に、人が気軽に声をかけずらい雰囲気にしていたかもなと思いました。

また、日頃のコミュニケーションも、感情に寄り添う、共感という部分が少なく、率直に言った方が良いということで、言葉は選びますが、はっきりと何事も言っていたかもなと思います。しかし、これは、私自身が未熟で、受け入れるというような包容力がもっとあった方がいいのかなと思います。

以前はもっとひどかったようですね。自分の意見と違うと、その人を論破するまでやめないというところがあったと昔から知っている経営者仲間はいいます。それから見ると、変わってきているといっていただくこともありますが、まだまだ努力が必要だなと思います。

私自身が話しかけやすいように努力するとともに、会社全体も、そういうことができるようにしていくべきだと思いました。やろうと思えばできることですので。