PRESIDENT BLOG

2024.03.11 経営のこと

哲学と判断

福沢諭吉はこう言っています。
哲学者のような深い思考、武士のような清廉な心、小役人が持ち合わせるぐらいの才知、そしてお百姓のような頑健な体。これらがそろって初めて、社会に役立つ「大人」たることができる。特に哲学者のような深い思考、これが一番大事なので一番最初にあげられたんだろうと思います。

本当にそう思います。事業をしていると色々なことがあります。それは、単純に事業戦略とか戦術だけではないですね。

なぜ?それをするかという判断基準には哲学的要素が入りますし日々起こる、社員から聞かれること、生活のこと、健康のこと、人間関係のこと、それも、何が正しいかという哲学的な方向から答えないといけません。逆に、哲学がないと答えられないはずです。

人間とは何か?
宇宙とは何か?
会社とは何か?
善とは何か?
創造とは何か?
心とは何か?
死とは何か?
命とは何か?

それをストレートに聞かれることはないかもしれませんが、そのベースがあって、そこまで深くつかまえられているからこそ、その深いところからくる答えに、本質的な正しさがあります。

いつも言うように、一番最悪の判断基準は、損得の判断基準です。でも、哲学がないと、そこで判断するしかないです。いや、もっと最悪なものがありますね。好き嫌いの判断基準です。この二つの判断は、必ず失敗を招きます。なぜ、そう言えるか?それも答えられないといけません。

考えてみたら、私は、この判断ということを仕事とし、それをするために、哲学を勉強し続けているのかもしれません。

稲盛さんが、「経営をしていくと、70%は哲学・宗教の本になる」と言っていましたが、それを15年前に聞いたときは「まさかな」と思ったんですが、本当に今そうなっています。

でも、稲盛さんがそうなるというふうになっているということは大きくは私の経営の方向としては間違ってないのかなとも思います。これからも、哲学を勉強し、実践で使えるようにしていきます。