PRESIDENT BLOG

2024.04.22 その他

災いを福に転ずるもの、ただ一つ至誠のみ

人生は色々な試練がありますね。もちろん、それも、自分自身がつくったものではあるのですが、人間である限り、試練がないということはないと思います。

むしろ、信念をもって何かを成し遂げようとするなら、早めに試練は訪れます。なぜなら、世の多くの人は、当たり障りなく、腫れ物には触らず、臭いものには蓋をして生きてる中、正面から立ち向かうわけですから、軋轢はおきて当然です。

ですが、その逃げている人も、相応の違うカタチの試練があります。私は、前半生が逃げていた人だったので、そのことは痛いほどわかります。

そして、その何かあったときに、どのような、振舞いをするか?そこで、行く道が変わってきます。このターニングポイントはすごく大事だと思います。

私は、社員の方にクレームがあったとき、「いきなり、そのクレームが起こってる状況を変えようとするのでなく、まずは、心を変えよう」と言っています。それはネガティブで逃げたいという心でする対応と、これは、自分にとって意味があることなんだ、ここで、逃げてはいけないんだとチャンスなんだと思うかどうかで、結果が変わってくるからです。

現在でも、色々なことが企業にも起こっていますし、個人でも起こっていますね。最近でも、小林製薬さんとか、まだ、最終解決はされていないですが、記者会見などの対応をみていて、この会社は大丈夫だと思いました。

また、大谷翔平さんも、一時は批判されていたりしましたが、記者会見でみて、大丈夫と確信しました。

それがなぜ、わかるか?
キーワードは誠実ということだと思います。起こったことに嘘がなく反省し、逃げることなく、自分ができることをする。

大谷翔平さんに、水原一平は「肩代わりしたことにしてくれ」と言ったようですね。それに対して大谷さんはそれはおかしいと思い、代理人を呼んだらしいです。水原一平への情ではなく、誠を選ばれたというところが素晴らしいと思いました。

災いを福に変えるものは、誠実しかないと思います。そういう昔からのことわざも、たくさんあるようですが、これは世の中の色々な例をみても、本当にそう思います。