宇宙の流れは、進化と調和だと思います。今回は、この二つのうち調和をとりあげたいと思います。

以前も言ったかもしれませんが、調和は妥協ではありません。調和とは、近江商人ではないですが、三方善、四方善、つまり皆を善くすることです。

善くするとは何か？進化と向上です。なので、皆を現在の状態から進化と向上ができるようにするということが調和だと思います。

そうは、言っても、自分に落とし込む時に難しいというのがあります。これは、西郷隆盛が家庭円満のコツとして子供に教えたことなんですが、「皆が少しずつ我慢すること」というのがあります。

わたしは、これかなと思っています。つまり、高次元の欲（世のため人のため）のために、自分の低次元の欲を少しづつ抑えることを皆がすれば、皆が善くなる道が見えます。達観してみれば。見えないのは、自分のエゴを通そうとするからなんですね。

もちろん、怒り、恨み、妬みなどの消極的、悲観的感情にとらわれているなどは問題外です。まったく見えなくなるからです。これは以前も申し上げた「愚か」という状態です。

常に進化向上を心がけると同時に、調和を心がけないといけません。結局は、無私でとらわれないというのがすべてのコツかもしれません。