PRESIDENT BLOG

2024.03.25 その他

集中と整理

経営者仲間で勉強会をしているのですが、その仲間の方に、なぜ、そんなにリスポンスが早いんですか?なぜ、仕事が早いんですか?と聞かれました。これは、フィロソフィともつながっています。ひとつは、有意注意、つまり集中力ですね。

そして、その前提となる、雑念妄念の払拭です。雑念妄念をなくすためには、考えを整理しないといけません。そして、自分の中で、仕事がない状態にしておくということだと思います。そのために、土俵の真ん中で相撲を取る、前もって仕事をするということも大事です。

もう、少し、詳しく言います。私、前もってしないといけないことは、例えば、数か月前でも、今でもできることは先にします。そのために、仕事を例えば、1日で終わらない仕事でも、今日一日に切ります。例えば、30%は今日中にするとかを決めます。そして、朝に必ずtodoリストをつくって、それをやってから終わります。急用ができれば、少し、リスケすることもありますが、リスケしても、期限はきていないので、焦りません。

もうひとつ、例えば、必ず、一つ一つを終わらせてからするようにします。途中で切るのはよくないと思っています。それは潜在意識に残るからです。すごく細かいのですが、車の南京錠の鍵があります。それもあけて、本社にはいって仕事をする場合でも、どうせ帰るときに締めるからということをしません。効率が悪くとも、先に南京錠を締めます。これも、仕事を残さないということです。

なぜ、ここにこだわるかと言いますと、私、多分、経営者として判断が仕事だからかもしれません。判断するときに、雑念妄念があれば、判断が間違えてしまうので、できるだけ、仕事を残さないようにしていると思います。

でも、こうしていると、常に、情報が整理できています。これは、今すべきか?後なのか?また、会社の理念、戦略としての優先順位など常に情報を整理しているので、すぐ判断ができるのかもしれません。

そこまで、環境を整えているというのが、まずは、前提ですがその後は、集中するということですね。このときに気をつけないといけないのは、集中と執着の違いです。例えば、ずっと会社のことを考えて、忘れ物した。これは、執着なんです。

集中は、心のコントロールで、意をもって意を注ぐということです。今は、意を注ぐというように決めて、物事を観察し決定する。これを癖つければ、瞬時に深い判断ができるようになると思います。子供の頃、虫眼鏡で光を集めれば紙が燃えるなどの実験をしましたよね。あれと同じ原理なんです。

眼光紙背を透るとよく言います。データをみれば、間違っているところがわかったり、その数字から、現状を読み取れるというのも、この有意注意力です。私、経営者の集まりにいっても、仕事に追われている人の会社はやはりうまくいっていない気がします。

集中と整理をして、良い判断をすることは、仕事を早くする、生産性をよくするという他に、健康にもいいのではと思います。気の動顛は、心身を傷めるので。この気の動顛のおさめ方とかもあるんですが、それは別の機会にします。