PRESIDENT BLOG

2021.03.08 その他

個性とベクトル

最近、このことをよく考えます。シュンビンでは、考え方を合わせるということに大変な時間
をかけています。その考え方をシュンビンフィロソフィといい、もう10年以上も、ずっと勉強会や朝礼での発表、感想文などを通じて、他社からみたら、引かれるぐらいしています。

そのことは、会社に良い企業文化をつくる上で大変良かったです。また、人間として何が正しいかの原理原則をあらわしているので、このフィロソフィを今後も継続していきたいと思っています。

昔から、考え方を合わせても個性はなくならないと言ってきました。例えば、サッカーチームとして、共通の目標やチームカラーがあっても選手の個性はなくならないようなものだと思います。

会社としての考えや方向性を合わせても個性というのはなんらなくなるものではないと思います。神様が人間に与えた個性というものは、そのような人間にネガティブに働くもものでは本当はないはずです。ネガティブに働くなら、それは癖だと思います。習慣は第二の天性といいますからね。

ここまでは今まで通りの考えなのですが、コロナ禍が生み出した社会的な雰囲気により、今までより、多様性が求められるようになってきていると感じています。

フィロソフィを共有するなどの考え方は変えませんが、以前のブログでも触れましたが、働き方は見直さなければいけないと思いますし、あとは、コミュニケーションとかもそうですかね。

例えば、考え方を共有いただく場合も、もう少しアサーバティブなコミュニケーションを考慮すべきかもしれないです。アサーバティブとは相手を尊重しながらというような意味です。

私は、18年半前、父から跡を継がせていただきましたが、父からいただいた事業は0になり、今は、自分が創業した事業のみになっています。その過程で、どうしても強いリーダーシップが必要であったので知らず知らず、そういう強い言い方になっているかもしれません。

フィロソフィにしても、例えば『そういう考え方でなく、こういう考え方でないと困る』というような。これの内容自体は私は間違っているとは思わないですが、これからの多様性の時代において、もう少しコミュニケーションを考えていく必要があるし、それを社内にも落とし込んでいく必要があるなあと思っています。

でも、『いいわいいわ』では小善ですので、あくまでもコミュニケーションのみで、本質は変えません。