「気分で選ぶ」コストパフォーマンスと世界観をあわせ持つオンリーワンブランドへ

河武醸造株式会社 様

KAWABU プロジェクトブランディング

KAWABU プロジェクトブランディング
酒蔵BREWERY
CLIENT河武醸造株式会社 https://kawabu.jp/ 
PROJECTKAWABU プロジェクトブランディング
SERVICE ブランドコンサルティングブランドデザインパッケージデザインweb制作

「気分で選ぶ」コストパフォーマンスと世界観をあわせ持つオンリーワンブランドへ

提案の背景

「シュンビンのブランディングによって、顧客層に偏りが出てきた。」
そうご相談頂いたのは、弊社が河武醸造様にブランド戦略を策定し、式ブランドを発売し始めてから1年ほど経過した頃でした。コロナ禍でも業績が伸びるという類稀な成功を収められた河武醸造様ですが、当初の思惑から少し外れてハイエンドな消費者に高い評価を頂くことになりました。

しかし、質は高まったものの量が足りなければ認知のスピードはなかなか早まらない。今回のご依頼はそういった背景を元に、少し珍しいアプローチとして、よりお手頃価格な日本酒を、より幅広い層にお伝えするプロジェクトとしてスタートしました。
価格設定や資材コストの検討なども重要でしたが、今回はお酒全般を購入するターゲットの心理状態、自覚していないインサイトに切り込むことが大きなポイントでした。

提案内容

「ラベルが可愛かったから。」
これは、比較的年齢層の若い世代がアンケートなどで答える要因です。日本酒などを購入する際のアンケートには、色々な選択肢が用意されています。ですが、「可愛い」と「買う」の間には、なにかがある。そう仮定して検討しました。
今回の結論は、「ワインに飽きてきた瞬間」を狙いました。ワインは、大半が大人の嗜みとして飲んでいるブランド品のようなポジションを持っています。味に依存するほど満足している訳ではなく、気軽に上質に酔う方法の第一位をカテゴリーごと獲得していると仮定しまた。

KAWABUブランドは、お酒の特徴ではなく、蔵の名前から認知に入って、気分を表すタイプ分けをしています。つまり、味への関心が薄くなったときにブランドスイッチしていただくために、気分で選んで頂く役割を持たせました。
類似の商品はあるかもしれませんが、感情によって種類分けする方法は突き詰めるとオンリーワンのブランドになり得ます。

結果

まだ発売して間もなく、結果はこれから問われますが初回に発売したタイプは大変好評をいただきました。今回新ブランドの商品を発売した際に、自社のコーポレートサイトもリニューアルさせて頂きました。また、リニューアルと同時に前回ご一緒した式ブランドのオンラインイベントも併せて企画、開催させて頂き、KAWABUブランドの発売から会社全体のリニューアルへと繋がってまいりました。

河武醸造様の自社サイトは、全く酒蔵らしさを廃した意欲的なデザインとなっております。これも、消費者やパートナーとなる酒販店様にとって、直接的で専門的なお酒の部分ばかりにフォーカスするのではなく、ストーリーを正しく表現したものを意識しました。

ポイント

最終的に販路開拓、顧客獲得といった活動はお客様の力によるところが大きいと考えています。しかし、新しく事業を始めるにあたって、どの市場へ行くのか、付加価値を出すことが可能なのか、同業他社が消費者の選択肢となっている場合に、どの要素を差別化要因に選ぶのか?など、デザインとして表現する前に追及する点は様々です。

シュンビンも元々、衰退事業であった洗瓶事業から、オリジナル瓶、商品企画とデザイン、ブランドコンサルティングからイノベーションのクリエイティブに至るまで転換から変化を繰り返して現在に至ります。ブランディングは、そういった経験から生まれた戦略構築の手法であり、当社もより多くの中小企業様に眠っている素晴らしい資産を、市場に認めて頂き成長の一つのきっかけになれればと考えています。

クレジット

CLIENT
河武醸造株式会社
PRODUCER
廣瀬 雅也
DESIGNER
笠井 永充/松下 紀子
PLANNER
羽田 真琴
WEB DIRECTOR
中原 聖